こんにちは!ライフリゾート訪問看護ステーションです。
先日、当グループの施設「ライフリゾート東住吉」にて、介護施設におけるリスクマネジメントと緊急時対応をテーマとした研修を行いました。今回はその研修の様子や学びのポイントをご紹介します!

高齢者に多い5大事故と転倒の理由
高齢者施設で発生しやすい主な事故には、以下の5つが挙げられます。
1.転倒・転落
2.誤嚥・窒息
3.溺水
4.誤薬
5.異食・誤飲
特に発生頻度が高い「転倒事故」には、高齢者特有の以下のような背景があります。
●身体機能の変化: 筋力低下やバランス感覚の衰え
●内服薬の影響: 降圧薬や睡眠薬等によるふらつき・めまい
●認知機能の影響: 危険認識や状況判断力の低下
転倒・転落発生時の初期対応
事故が発生した際は、慌てず、意識の有無に応じた優先順位で動くことが重要です。
■ 意識がある場合
●痛む部位や苦しさなどの症状、外傷の有無を確認
●安全な場所へ静かに移動
●バイタルサインの測定
●状況確認(どこで、どのように倒れたか)
●必要に応じて協力医療機関の受診や救急搬送を手配
■ 意識がない場合
即座に大声で周囲へ応援を要請
1人: 119番通報とAEDの手配
2人: 救急処置を開始
心臓マッサージ(胸骨圧迫)とAED
以下のような状態が認められる場合、速やかに心臓マッサージ(胸骨圧迫)とAEDの装着を行います。
●意識がなく、呼びかけに反応がない
●胸とお腹が動いておらず、呼吸をしていない
●しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸をしている
※AEDを装着した後は、機械の音声アナウンスに従って落ち着いて操作します。
実践演習・ペットボトルを使った胸骨圧迫トレーニング
今回の研修では、グループごとに空のペットボトルを用いた心臓マッサージの体験演習を行いました。

押し込む深さ: 肋骨下部が約5cm沈み込む強さ
テンポ(リズム): 1分間に100〜120回
※「アンパンマンのマーチ」や「もしもし亀よ」のテンポを意識すると適切なリズムを保ちやすいです。
気道確保: 意識障害や呼吸不全が認められる場合は適切な気道確保を行います。
日常的に「AEDがどこにあるのか」をスタッフ全員が把握しておく重要性も再確認しました。
🚑緊急時は「チーム戦」!
緊急事態における最も重要な要素は「時間」です。
「誰かがやってくれるだろう」という他人任せの姿勢を捨てる
「何か手伝えることはありますか?」と自ら声を掛け合い、積極的に動く
迅速な声かけと連携でチーム一丸となって動く
全員の声と力が合わさることで、大切な利用者様の命を守ることができます。
今回の研修で得た知識と技術を日々の訪問看護・介護の現場でもしっかり活かし、今後も利用者様が安心して過ごせる環境づくりに全力で取り組んでまいります!